時代の流れに無理に抗う行為が,破格である。
特に,破格は成り立たない行為である。
──成り立たないばかりでなく,自分自身を壊す。
「3次募集」は,破格行動である。
3次募集は,行うことがよいことのように思われている。
反対があっても,それは負担やスケジュール上の問題を理由にしたものである。
負担やスケジュールの問題がクリアされれば,反対する理由はなくなってしまう。
「3次募集」をやりたいと思う者・やろうとする者の考え方は,一様ではない。
立場によっても考え方に違いが出てくる。
──例えば:
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<3次募集=破格>の認識 |
A. ない |
B. ある |
1.「2次募集で定員に至ってないなら,
つぎに3次募集をするのは当然。」
| 無邪気 |
「学生獲得が すべてに優先!」 |
2.「3次募集は,やる/やっている
ポーズを見せる必要がある。」
| 無邪気 横並び |
確信犯的 横並び |
3次募集は,つぎの2つの意味で成り立たない:
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(1) 3次募集にひとは集まらない。
(2) 3次募集は,大学破壊である。
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したがって,3次募集を退ける論には,つぎの2タイプがある:
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(1)「3次募集にひとは集まらない」を示す。
(2)「3次募集は,大学破壊である」を示す。
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(1) は,上の表の2の行のタイプには,効かない。
このタイプには (2) を用いることになるが,「自分が許している程度を越える破壊である」ということを知らせるものにならねば,効果はない。(「3次募集」(<破格>) は大学破壊)
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