Up はじめに 作成: 2009-02-14
更新: 2009-02-14


    ○○を実現するために□□をする。
    このつもりで始めた行動は,「○○を実現するために□□をする」とはズレてくる。
    「○○」は,近くで見る・遠くで見る・別の角度から見るをやる毎に,意味を変えてくる。 「□□」も同様である。

      集客を実現するために格安セールをする。
      客は,特価商品だけを買って帰る。つぎの日からは前と同じ。 その店は,ひとから「格安セールのときに行く店」と位置づけられてしまう。
      あるいは,
      店を開いた途端,客が殺到し将棋倒しとなる大惨事。セールは直ちに中止。 周囲は,集まった客がごった返して,交通渋滞。
      こうなってしまうのは,「集客」「格安セール」を自分の閉じた空間で考えているため。

    「□□」が<破格>であるとき,ズレは想定外のものになる。


    定員割れ回避を実現するために3次募集をする。
    このつもりで始めた行動は,「定員割れ回避を実現するために3次募集をする」とはズレてくる。
    「定員割れ回避」は,近くで見る・遠くで見る・別の角度から見るをやる毎に,意味を変えてくる。 「3次募集」も同様である。
    さらに,3次募集は<破格>であり,このためズレも<想定外>レベルになる。

    本論考は,「集客を実現するために格安セールをする」の想定外を考えるように,「定員割れ回避を実現するために3次募集をする」の想定外を考えようとするものである。