Up 競争主義はコスト削減の逆を行く 作成: 2007-06-25
更新: 2007-06-25


    一人が,邪道で抜け駆けを図る。 この邪道は,みなに真似られ,すぐに追いつかれる。 まただれかが抜け駆けを図り,追いつかれる。──これの繰り返し。

    このような体で,国立大学全体がつぎのことをするようになった:

    • 豪華な広報誌を作成・配布する
    • 高校訪問
    • 遠隔地で入試を受けられるようにする
    • 東京にサテライトを置く


    みながこれをやれば,やった意味はなくなる。
    しかし,みながやるようになったときには,これから抜けるのは不利となる。よって,抜けられない。
    こうして,みなが一様に余計なコストを背負い込むことになる

    このように,競争主義はコスト削減の逆を行く。


     註 : コスト削減は,つぎの形でのみ可能:
      「グローバル体制と世界的格差構造」の利用
       (「安いものを外からもってくる」)
    しかし,このやり方も真似られ,一般化する。
    こうして,窮状だけが進行する。
    「余計なコストを背負い込みつつ,窮状を進行させる」が,競争主義の結果。