経済主義は,マネー一元化という量パラダイムにつくことである。
このパラダイムのもとでは,質は無意味となり閑却される。
量パラダイムの席巻は,質の文化を壊す。
特に,伝統を壊す:
- 先祖代々の家業での収入より別の仕事の方が収入がよければ,家業を捨てる。
- 国立大学民営化の政策が立てられそしてこれが実現したとき,大学が何をしようと文句の言えるものではない。
大学がもし財テク一本でやれて,しかもその収益が教育による収益よりも上であれば,投資ファンドに変わってよい。
──これが経済主義=マネー一元化ということである。
さらに,慣習やモラルを壊す:
慣習・モラルの遵守による低収入/死と,逸脱による高収入/生き残りとでは,後者が選ばれる (「金儲けがどうして悪いんですか?」の世界へ)。
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