Up グローバリズムの意味 作成: 2007-08-23
更新: 2007-08-23


    経済はつねに市場を求め,資源を求め,投資先を求める。
    国は,これの支援を国策にする。
    過去に重商主義とか帝国主義・植民地主義があって,今日の形は「グローバリズム」。

    経済活動は,<不均衡>の蕩尽である。
    でこぼこがならされたところで終焉する。 (新しいでこぼこが併行して生み出されるが,大きな構造のところでは終焉する。)
    時代や場所によって経済活動が多様な貌で現れるのは,<不均衡>の在り方が多様であるということ。 「<不均衡>の蕩尽」という構造は,通底している。

    蕩尽は,競争主義に進む。
    「より先に・より多く」を行う者が出てくれば,みながこれに倣わねばならない。 それをしなければ,少しも手にすることができないからだ。
    いま経済界はグローバリズムを謳っているが,それは彼等が競争の力学に支配されているということに過ぎない。