Up 論点を端から外した進行になる 作成: 2014-11-29
更新: 2014-11-30

    大学は，「変わる」を課題にもたされる。
    「変わる」には，これによって悪くなるものがあることを含む。
    「変わる」は，「トレード・オフ」である。

    この「変わる」が，教授会の題目として出てくる。

    「悪くなるもの」には，教員の個人的不利益も含まれる。
    トレード・オフの＜中＞を取ることは，個人的に難しい。
    そして，教授会は難しいはなしをやるところではない。
    そこで，「変わる」に「トレード・オフ」を見る者は，黙することになる。

    教授会は，専らさよく思考回路が発言するところとなる。
    さよく思考回路は，「悪くなる」を挙げる。
    そして，「悪くしようとする者」として，学長を批判する。
    「議論」は，この形の発言で終始する。

    「変わる」は，「トレード・オフ」がテーマである。
    教授会の議論は，「トレード・オフ」には向かわない。
    そしてこれは，論点を端(はな)から外した発言で終始するということである。