Up 自由主義経済=勝ち組負け組──敗者問題が人権問題に 作成: 2011-11-23
更新: 2011-11-23


    自由主義経済では,人は法に触れなければ,経済行動を自由にしてよい。
    自由主義経済の経済行動は,競争行動である。 競争とは,自分が勝者になるかわりに他を敗者にすることである。
    他を敗者にするためには,卑怯な手も使う。 自由主義経済では,「卑怯な手」に悪い意味はない。 それは「戦略」ということばで評価・推奨されるものにもなる。

    敗者は,相当に悲惨な境遇になる。
    負債を抱えた者は,自殺・一家無理心中で片を付けるしかないふうになる。
    20〜50代の自殺の原因・動機の第一位は,「経済・生活問題」である。
    ここに,《敗者問題を人権問題として捉える》の考え方が立つことになる。