Up 「支配・抑圧からの解放」イデオロギーと「人権」モンスター:要旨 作成: 2012-01-26
更新: 2012-01-26


    人権問題でないものを人権問題にする。 これが「人権」モンスターである。

    「人権問題でないものを人権問題にする」には,いろいろなタイプが見出される:
    • 「差別・不公平・蔑視」を人権問題にする
    • 「迷惑・被害・暴力」を人権問題にする

    「人権問題でないものを人権問題にする」には,「支配・抑圧からの解放」のイデオロギーがもとになっているものがある。 「左翼イデオロギー」と称されているイデオロギーが,このイデオロギーである。

    このイデオロギーは,「理不尽な力とそれに抑圧される弱者」の図を描き,「差別・不公平・蔑視」「迷惑・被害・暴力」のはなしをこの図に重ね合わせようとする傾向がある。 「人権」の意味も,この図に重ね合わせようとする。
    そこで,このイデオロギーは,「差別・不公平・蔑視」「迷惑・被害・暴力」を「人権問題」にするモンスターを,容易に生み出すことになる。