Up 勝てば「よい判決」, 負ければ「不当判決」 作成: 2012-11-17
更新: 2012-11-17


    問題を「人権」の問題にして,法で争う。
    このとき,訴える者・訴えられる者の両方に,自分を立てる理があり,そして失がある。
    実際,最初から白黒がはっきりしている問題では,争いにならない。

    人によって,どちらの肩を持つかが違ってくる。
    地裁と高裁で判定が覆るのは,普通のことである。
    法の判断とは,自分が勝てば「よい判決」, 負ければ「不当判決」といったものである。

    法の判断は,「合理的判断」と同等視するものでない。
    《自分が勝てば「よい判決」, 負ければ「不当判決」》が,このことを端的に示している。