Up 「単位取得・資格取得」が「勉学」の意味に 作成: 2008-11-25
更新: 2008-11-25


    学校教員養成系学部・大学は,教員免許およびその他いろいろな資格がとれることを,売りにする。
    これに対し学生の方は,つぎのように考えるようになる:
      資格を多くとっていることが,この先有利になる
    これは,つぎの考えに転じる:
      資格がひとより少ないと,この先不利になる
    この不安心理から,つぎのようになっていく:
      とれる免許は何でもとる

    単位や成績に対する考えも,同様になる:
      単位をたくさんとっていないと,
       成績に低い評点があると,
       この先何かの形で不利になる

    不安は,疑心暗鬼を生む。

    GPA・CAP は,この傾向に歯止めをかけるのではない。
    GPA・CAP の効果/機能は,この現実を裏付けることである。
    大学は,とれる免許は何でもとる,単位をたくさんとる,低い評点をとらないようにする,ところになる。
    「自分の強みをさがし・つくっていくところ」の意味が,ますますズラされていく。