Up 「倫理・人権」科目は,デファクト制度 作成: 2014-12-22
更新: 2014-12-22


    大学には,暗黙のオブリゲーションがある。
    明示的規則にはなっていないが,それを従わないと不都合なことになる (と危惧させる) 方向付けがある。

    「暗黙のオブリゲーション・方向付けの現出」は,系のダイナミクスである。
    だれそれの主導というものではない。
    ここには,主格が存在しない。
    実際,大学間の「横並び」の機序は,このダイナミクスの枢要である。

    「暗黙のオブリゲーション・方向付け」は,即ち,事実上の (デファクト) 制度である。
    そして,「倫理・人権」科目の開設・運営は,今日の大学のデファクト制度である。