Up 「服務規律」 作成: 2010-06-17
更新: 2010-06-17


    業績評価は,「業務」の意味を「評価してもらうもの」にする。
    業績評価は,評価の「公平」が求められる。
    「公平」の求めは,「評価してもらうもの」の定式化の求めに転じる。
    すなわち,「業務」の定式化の求めになる。

    「業務」の定式化は,「業務のマニュアル化」に進む。
    マニュアル化された業務は,規則に従っているか背いているかの2律になる。
    規則に背くものは,「服務規律」を破る反組織的行為とされる。

    このように,「業績評価,業務のマニュアル化,服務規律」は,ワンパッケージのものである。
    この論は,「<功績主義・律法主義>-対-<自由>」の論として,ずっと昔からあった。

    宗教改革のルーターは,『基督者の自由について』で「信仰義認」の論をやっている。
    ときのカトリック教会の功績主義・律法主義に,基督者の自由を対立させる。
    これは,「自由論」の雛形の一つになっている。
    ( 行為義認に対する信仰義認)