Up <独裁政権>が,検閲の必要条件 作成: 2008-05-24
更新: 2008-05-24


    厚労省の年金運用管理の杜撰/不正が,民主党議員によって暴かれた。
    民主党の追及は,自民党政権を困らせる。

    ここで自民党政権がもし独裁政権だったらどうなるか?
    国民の不安を煽り「国の不利益になるもの」として,批判の言論封じをやる。
    間抜けな内閣広報室だったら,「政府の広報活動を推進する上で不適切と認められるものである」と付け加えたりするかも知れない。

    検閲が成り立つには,政権が独裁政権でなければならない。
    独裁でない政権では,検閲はできない。
    ちなみに,「法人化」の国立大学の執行部は,独裁政権である。


    独裁政権は,検閲の必要条件であるが,検閲の十分条件ではない。
    ここのところは間違いやすいので,注意しよう。

    独裁政権にしても,検閲はハイ・リスクである。
    検閲は,暴力装置 (牢獄) とペアにしなければならない。
    そして,牢獄を使うとき,その独裁政権は自分を永久のものとしなければならない。(「現政権は国家なり」「現政権の後に政権は無い」)

    「法人化」の国立大学の執行部は独裁政権であるが,「現執行部は大学なり」「現執行部の後に執行部は無い」を謳うまでになるかどうかは,いまのところ不明である。