Up 広報部:言論統制の合理化・執行装置 作成: 2008-05-22
更新: 2008-05-22


    強権は,強権の合理化を仕事にする部門を設ける。 それが広報部である。
    広報部は,「現政権が言っていること・行っていることは正しい」を先鋭的に担う。 よって,強権の最も重要な部門になる。

    広報をやるとは,「現政権は国家なり」をやるということ。
    「現政権は国家なり」を自ら信じるようにしないと,広報担当は務まらない。


    「現政権は国家なり」では,現政権に都合の悪い言論は「国家のためにならない言論」になる。
    「国家のためにならない言論」は取り締まらねばならない。
    現政権に都合の悪い言論を「国家のためにならない言論」として取り締まれる部門は,「現政権は国家なり」をやっている部門である。
    このような部門は,公安部,そして広報部である。

    国立大学の場合は,(公安部がないので) 広報部が,現執行部に都合の悪い言論を「大学のためにならない言論」として取り締まる機関になる。