Up 「委員会/教授会報告」 作成: 2009-06-22
更新: 2009-06-22


    中央指導体制での委員会/教授会は,指導部の指令を「報告」として受けるところになる。
    その会議に出席していることが,指令を承伏したのと同じ意味になる。 出席者にとって,「報告」されるとは,指令を承伏した者に自分がなるということである。

    「報告」は,<言う>という行為である。
    言えば,服従を獲得できる。
    こんな容易い強制のシステムはない。

    それでも,組織の一般員は,委員会/教授会に出席する。
    そこには「協議題」もあるからだ。

    翻って,このことは,強制システムとしての委員会/教授会を免れるときの形を示唆する。 ──それは,「協議会」と「報告会」を分ける,というものである。