Up ワーキンググループ──お節介 作成: 2009-04-07
更新: 2009-04-07


    トップダウンは,トップの意思を全体のものにするということであるから,画一主義になる。 ただし,画一化は,一方的に進めれば,反発を招く。 そこで,反発を抑えるためには,トップダウン方式を和らげたり「画一」をカモフラージュしたりするしくみ/構造が,つくられねばならない。

    これは,トップと一般構成員の間に,「ワーキンググループ」をクッションとしてはさむという形で,実現される:

      ワーキンググループは,トップの意思を良しとする者たちの構成になる。 そして,トップダウンは,「ワーキンググループの決めたことに,全体が従う」という形で実現される。

    ワーキンググループは,エバンジェリストのように振る舞う。 ──不信心な者を改心させることに努める。
    トップによる画一主義の心象が「強制・強迫」であるのに対し,ワーキンググループの画一主義の心象は「お節介」である。

    例:「シラバスの画一化」における,カリキュラム委員会/ワーキンググループの役回り