Up うそ・まやかし 作成: 2007-07-21
更新: 2007-07-21


    自分のことをほんとう以上によく言うことは,うそ・まやかしである。
    うそ・まやかしを集客のために使うのは,詐欺行為である。
    しかし,生き残り競争主義・収益至上主義の社会では,この詐欺行為は「宣伝・広報」行為として容認/黙認される。

    「法人化」の国立大学は,生き残り競争主義・収益至上主義を自分の進むべき道として信じるようになった。 そして,「宣伝・広報」に努めるようになった。


    一般に,宣伝・広報にはつぎのようなタイプおよび効果がある:

    • 自分がこうであればいいなと思うものを述べる
        このとき大衆は,実際にそうなんだと思ってくれる。
    • 箱・フレームを示す
        このとき大衆は,箱・フレームには内容があると思ってくれる。
    • お祭り・プロジェクトを示す
        このとき大衆は,この先に実質があると思ってくれる。
    • 他機関との連携を示す
        このとき大衆は,連携に実質的内容があると思ってくれる。
        また,信用できるところだと思ってくれる。
    • 高邁・意味不明でキャッチーなフレーズを使う
        このとき大衆は,立派なところなんだと思ってくれる。
    • 実績を延べ数で示す
        このとき大衆は,延べ数を実質的な数に読んでくれる。
    • 敷居を低くする・低価格にする・籤/おまけをつくる
        このとき大衆は,顧客になることを考える。
    • 顧客サービスを謳う
        このとき大衆は,顧客になることを考える。