Up 一般法則:経済主義は自分のところの産業を壊す 作成: 2007-05-20
更新: 2007-05-20


    経済主義の意味は,マネー一元化。
    マネーが多となるものを択り,寡となるものを捨てる。

    特に,マネーが多となる産業を択り,寡となる産業を捨てる。
    産業の中で,マネーが多となる部門を択り,寡となる部門を捨てる。

    「捨てる」とは,「自分のところから無くする」ということである。
    経済主義は,自分のところの産業を壊す。

      例 : 従来の木工/金工製品をプラスチック製品に改める → 木工/金工製品の製造がなくなる
    安い労働力を求めて国外で工場生産 → 自国の中小企業が壊れる
    海外の安い食料品の輸入 → 自国の農業が壊れる


    さらに,経済主義による自分のところの産業破壊は,自分の足場を根底から破壊するものになる。 なぜか?
    産業は複雑系である。要素が有機的につながりあっている。 一部の損壊は,あちこちに影響する。実際,全体に及んでいく。

      例 : 従来の木工/金工製品をやめるとは,木工/金工製品をやめる以上のことである。
    自国の中小企業が壊れるとは,自国の中小企業が壊れる以上のことである。
    自国の農業が壊れるとは,自国の農業が壊れる以上のことである。