Up 一般法則:点取り主義は邪道を行う 作成: 2007-05-20
更新: 2007-05-20


    点取り競争は,点数一元化ということで一見公平に見える。
    しかしその競争は,ズルができる。

    ズルの存在が公にされ問題になるとき,「ズルをさせないための規則強化」を言う者がきまって出てくる。 これを言うのは,「規則」の意味をわかっていない者である。

    ズルをさせないようにするのは,モラルである。
    ズルの余地をなくする規則は,つくれない。
    そして,規則を定めるとは,ズルの余地を探すゲームを新たに開始させること。 規則の裏をついたズルを肯定することである。

    実際,点取り競争には,つぎの二面性がある:
    1. ズルをしないというモラルに立つ。
    2. ズルの存在を受け入れる。