Up | 「執行部貢献」配分 | 作成: 2007-04-16 更新: 2007-04-16 |
北海道教育大学でのベース配分と競争的配分それぞれの名称は
「評価」はむりやりの数値化でありもともと怪しげなのだが,ともかくも「教育研究指導」と「研究」が「地域, 社会貢献」と「学内貢献」に喰われることになった。 「地域, 社会貢献」「学内貢献」配分の増分は「執行部貢献」への報奨を意味する。 すなわち,執行部貢献を確保・誘導しようとして執行部貢献を報奨する。 実際,「地域, 社会貢献」「学内貢献」で点数を獲る者は少数なので,彼らの取り分はけっこう大きくなる。 いずれにせよ機能的/構造的には,「お手盛り配分」である。 ここまで述べたのは,まだ批判というのではない。機能的/構造的事実を述べただけである。 実際,この見方は衆目の一致する所であり,執行部もその意図を隠すものではない。 しかしこのことだが,「地域, 社会貢献」「学内貢献」の<実質>を大学の本業本務と比較する者である一般教員にすれば,「ずいぶんと不細工なことをするものだ」という感想になる:
大学教員は (腐っても) 研究者である。 執行部の顕著な傾向性として,このことをみくびるというのがある。 大学教員は,執行部の<人格>を「地域, 社会貢献」「学内貢献」の増配分という事態に読み取る。 この増配分措置は,一般教員の執行部に対する軽蔑を招くのみの結果となる。 しかしこのことが執行部にはわからない。 |