Up 「統一フォームシラバスの強制」問題 作成: 2007-08-31
更新: 2007-08-31


    「法人化」の国立大学は,ウェブベースのシラバスの実現を,「大学評価」で課される宿題の一つとして受け取った。
    ウェブベースのシラバスの実現自体に,問題はない。
    しかし,国立大学は,ここで官僚主義的な本末転倒に進む。
    すなわち,統一フォームのシラバスの強制である。 ──「強制」の意味は,「教員個人が作成するシラバスをチェックし,自分たちの意に沿わないところを書き直させる」。



    統一フォームのシラバスの強制は,教員個人が作成するシラバスに対する「検閲」である。 よって,これは問題である。
    一方,組織の中ではこのことが「検閲」と受け取られていない。 これも,問題である。
    「統一フォームシラバスの強制」は,この二つのタイプの問題を現すことになった。