Up <大勢には抗しない>を以て安定へ 作成: 2008-08-08
更新: 2008-08-08


    1990年代中頃,シラバスの強制が最初国立大学に入ってきたとき,教員ではこれに反対する方が多数派であった。
    しかし,いちいち反対することは面倒くさい。
    よって,シラバスの強制に付き合うようになる。

    この結果が,「シラバス定型の強制」という今の事態である。
    ──カリキュラム委員が,教員のシラバスを検閲し,定型でないシラバスをつくっている者に「訂正」を命令してくる。

    カリキュラム委員は,シラバスの中身を見るのではない。定型を見る。
    異形を無くすことを,大学の正義にする。
    「国立大学にいながら,国立大学というものを知らない」みたいなことをやってしまっているわけだ。