Up 展望 作成: 2010-04-08
更新: 2010-04-08


    名称変更の理由書は,「名称変更は可」の判断を導くものであることを確実にしてから提出する,というものになる。
    なぜなら,「不可」の判断はつぎの事実・現実に蓋をする意味をもつ:
    1. 数学教育が陶冶する教科専門性にあたることばは,「算数」ではなく「数学」である。
    2. 「算数グループ」の名称が,「数学は小学校教員養成のものではない」の思い違いを,学生にもたせてしまう。思い違いをした学生は,勉学間違った方向に自分で勝手に向けてしまう。
    そして,ひとたび判断された「不可」は,既定事項として以後ずっと続くことになる。


    そこで,理由書の作成・提出は,「名称変更は可」の判断を確実に導く算段のもとに行うことが必要になる。

    ていねいに論述すること,状況を具体的に述べることは,これの要素である。
    ただし,これだけでは相手に届くものにはならない。
    実際,理由書の論述は専門的な内容になる。よって,理由書の提出・イコール・相手に届くというふうにはならない。

    ひとは自分の専門に慣れてしまうので,受け手にとってそれがどれほど専門的なのか,かえってわからない。 わからないので,内容をとばしてしまう。
    そこで,他の者に届く内容になっているかどうかをチェックする必要がある。

    「パブリックコメント募集」がこれの方法になる。
    しかも,「パブリックコメント募集」は,名称変更の取り組みの周知にもなる。

    そして,パブリックコメントを参考にして,理由書の文言を推敲する。
    そして,理由書提出の段となる。