Up 代数・解析・幾何学の I から IV は系統性の実現 作成: 2009-12-17
更新: 2009-12-17


    <学校数学の主題研究ができるための数学の力をつける>の視点からの「限られた授業時間枠の中に何を詰め込むのがベストか?」の考えから構成される数学を,「<学校数学の数学>」と呼ぶことにした。 そして,その内容がどのようなものになるかを,これまでに見てきた。 ( <学校数学の数学>)
    <学校数学の数学>は,専門数学とはなにか違った特別な数学を意味するのではない。 <学校数学の数学>は,専門数学の分野・主題・内容の精選と構成に関わる概念である。

    この<学校数学の数学>を実現しようとすると,科目構成は数学の体系に準じ,したがって系統的になる。 そしてこの系統性の実現は,代数・解析・幾何のそれぞれで I から IV を順に積み上げていくという形に自ずとなる。

     註 : 中学校・高校数学教諭1種免許の要件に,「代数・解析・幾何・統計・コンピュータから20単位」がある。 これに対応するのに代数・解析・幾何で科目をそれぞれいくつ用意するのが適当か?と考えたとき,<過不足のない数字>ということで「 I, II, III, IV の4つ」がでてきている。