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前衛主義/中央指導は「なりふりかまわず」へ進む
作成: 2006-08-26
更新: 2006-08-26
前衛主義/中央指導は「なりふりかまわず」へ進む。
これは論理的帰結(法則)である:
前衛主義/中央指導は,少数 (前衛) が「計画経済」を立て,これに全体が従うよう指導する。
前衛は,計画経済を立てるにおいてその内容に関して素人であるので,計画経済は失敗する。
しかも,計画経済に全体を従わせているわけなので,この失敗の被害は甚大なものになる。
しかし,前衛/中央は,<無謬>であることが条件なので,失敗を自ら認める/改めることができない。
よって,前衛/中央は,矛盾噴出の中,既定路線を突っ走る。
失敗をごまかし,進行の妨げになるものは強権でつぶす。
つまり,「なりふりかまわず」へ進む。
前衛主義は,自らを<無謬>の立場に立たせる。指導できないことを指導しようとして,失敗する。しかし失敗を自ら認めることができないので,失敗をごまかし,そして失敗をあばくものを挫く。この「なりふりかまわず」の態で,破壊の道を突き進む。
ゆえに,前衛主義は危険である。
この危険が,自由主義/デモクラシーが前衛主義を厳に退ける理由である。