Up | 財政の硬直要因:5分校体制 | 作成: 2006-05-14 更新: 2006-05-23 |
しかし,最もおおもとであるつぎのことをきちんと言っていない:
従来体制をそのままにしたところに国の補助の純減がくれば,「ジリ貧」しかない。
支出削減も,「ジリ貧」の形しか選べない。 ──5分校体制で人も物も硬直しているので,思い切った組み直し (リストラクチャー) ができない。 ちなみに,「ジリ貧」とは,民間企業では「支店の整理」に進むような状況のこと。「ジリ貧」を断つために「リストラ」へと進む。「リストラ」を嫌がって「ジリ貧」に進むというのは,本末転倒なのだ。 国の補助削減の「底打ち」を想定しない形においては「ジリ貧」に進む。「ジリ貧」を断つとなれば,5分校体制の見直しということになる! ──リストラはやるときにやっておかないと後々どうしようもなくなる,ということだ。 「中期財政指針(案)」は,経費削減がいろいろ述べられているが,「ジリ貧の回避/解決策になっているのかなっていないのか」という視点からは作成されていない。この視点に立てば,回避/解決までの数値シミュレーションをきちんと示す形のものになる。しかし「指針」は,「きつい状況だ!執行部方針に従え!」とただ言っている態だ。 |
(1) 2006年度の収支予算から
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