Up パブリックコメントの落とし穴 作成: 2006-05-13
更新: 2006-05-13


    現在,『北海道教育大学中期財政指針(案) ─入るを量りて出ずるを制す─』に対するパブリックコメントが募集されている最中だ。

    しかしこの案は,案の体裁を成しておらず,意見を求める以前のものだ。 すなわち,「財政指針」と言いながら,そこには計算・検証の材料となる数値がまったく与えられていない。
    したがってわたしは,案の再提出を求める意見を,メールで担当の財務部財務課に送ることとなった。

      この意見は,「パブリックコメントの応募に応ずる意見」ではない。いわばメタ意見である。──メールでも,この意見がパブリックコメントの応募に応ずる意見ではないという断りを入れた。


    実際,わたしは,「本件においては,パブリックコメントの危険な面にまさに際している」と感じた。
    危険とは,つぎのことだ:

      案としての要件を満たしていないものが,パブリックコメントにかけられることが現に起こり得る。
      このいわば論理矛盾を咎めるしくみは,用意されていない。

    以下,この危険について論考する。