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前述のとおり、教育実習については概ね良好に行われているが、改善すべき点も多い。教育実習は「学部の計画に従い」実施するものであり、附属学校との連携をとりつつ、学部の側が責任をもって実施に当たるべきである。
また、大学・学部や附属学校の判断によっては、学内の他学部や他大学の学生の教育実習の場として広く活用することも考えられる。
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学生の教育実習の在り方については、学生の多くが公立学校に就職している実態にかんがみ、児童生徒の素質能力が比較的均質である附属学校で教育実習を行うより、多様な子どもたちで構成されている公立学校で行った方が効果があるのではないかという指摘がある。一方で、公立学校では附属学校で行っている程のきめ細かい実習は困難であるという意見もある。
現在、多くの教員養成学部では附属学校と公立学校の両方で教育実習を行っているが、今日の学校現場が当面している課題に対応しつつ、教員養成カリキュラムの中に教育実習を位置付けていく観点から、このようなことは望ましいものと考える。今後、教育実習をより効果あるものとするため、附属学校と公立学校での教育実習の有機的な関連付けについて検討が進められるべきである。
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