Up 弾道ミサイルの「射程」の無意味 作成: 2023-08-20
更新: 2023-08-20

    弾道ミサイルについては，「射程」でこれを分類することがこれまで行われてきた：
    • 大陸間弾道ミサイル（ICBM, intercontinental ballistic missile）
        射程約5,500km以上
    • 中距離弾道ミサイル（IRBM, intermediate-range ballistic missile,）
        射程3,000〜5,500km程度
    • 準中距離弾道ミサイル（MRBM, medium-range ballistic missile）
        射程1,000〜3,000km程度
    • 短距離弾道ミサイル（SRBM, short-range ballistic missile）
        射程約1,000km未満

    しかしこの分類は，実際には無意味である。
    弾道ミサイルは，弾道ミサイル原潜 (SSBN) がこれのプラットフォームになっていくからである。


    SSBN は，監視ができない。
    対潜哨戒機なんかは，たいしたものではない。
    潜水艦にそれをはり付けるなぞは，できることではないからである。

    原潜は，燃料の補給が要らない。
    乗務員の交替や食糧の補給のため海上に姿を現すが，それも無くなってよい。
    即ち，コンピュータおよびＡI による自動化へと，時代は確実に進むというわけである。