Up | 天気図 : 要旨 | 作成: 2023-09-07 更新: 2023-09-07 |
身近な気象は,大きな気象の一部である。 身近な気象をわかろうとすれば,これが含まれる大きな気象をわかろうとする必要がある。 <人間のスケールをはるかに超える大きな気象を,対象として据える> 気象学はこの方法として,天気図を編み出した。 こういうわけで,天気図にあたることは,気象学の基本中の基本である。 翻って,天気図に慣れることが,気象学の最初の一歩になる。 ところで天気図は,つぎの2タイプがある: 新聞は第一面に天気図が載っているが,あれは「古色蒼然」の方である。 それは気象庁が提供している天気図であるが,気象庁提供の天気図全般が「古色蒼然」の部類になる。 「現代的」の例は,earth.nullschool.net が提供の天気図である。 気象学で天気図にあたるときは,これからはこのスタイルの天気図にあたることになる。 「古色蒼然」の天気図は,いまは「新聞・テレビ用」がただ一つの存在理由になる。 気象庁提供の天気図の「古色蒼然」については,さらに言い加えることがある。 これら天気図は,視認性が極めて悪い。 ネットには,「視認性をよくするための色鉛筆の使い方」をガイドするサイトがあったりする。 「この時代に色鉛筆!?」と反応してしまうが,実際,気象庁には「天気図をレイヤー構成のファイルとして作成」の考えが無いので,ユーザーのところで「色鉛筆」になってしまうのである。 悪い視認性の問題は,気象庁が色鉛筆の本数分だけレイアーを重ねることをやれば,解決する話なのである。 備考:気象庁提供天気図を,ドローイングソフトを使ってレイアー構成にする法
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