Up 「地球温暖化」イデオロギー : 要旨 作成: 2021-07-19
更新: 2021-07-25


    ひとは,天変地異に対しては,これに理由をつけて納得しようとする。
    ひとは,「それが何かわからない」という状態を嫌がるのである。

    ひとがするこのときの理由のつけ方は,アニミズムである。
    <悪さをする者>を立てて,これのせいにする。


    今日,ひとが天変地異に対して立てる<悪さをする者>は,CO2 である。
    即ち,化石燃料から排出される CO2 が地球温暖化をもたらし,地球温暖化が天変地異に現象する──の物語をつくる。

    ひとは見掛け「科学」っぽいこの物語を気に入っている。
    しかし,この物語に科学は存在しない。
    この物語は,想像でつくられている。

    想像を事実に装い,ひとにこれを信じ込ませようとする言説のタイプを,イデオロギーと謂う。
    「化石燃料の CO2 排出 → 地球温暖化 → 天変地異」は,イデオロギーである。


    このイデオロギー (以降,短く「地球温暖化」イデオロギーと呼ぶ) は,地球科学に無知な者ほど(かまびす)しく唱える。
    「有識者・専門家」, マスコミ,大衆──という,いつものラインナップになる。
    そして政治が,彼らに乗っかる。
    政治は,ポピュリズム政治・利権政治だからである。

    ひとは,「地球温暖化」イデオロギーに洗脳され切っており,露聊(つゆいささか)かも疑わない。