Up 「気温変動」: 要旨 作成: 2021-12-16
更新: 2021-12-16


    「地球温暖化」のことばに洗脳された者は,自然事象に「異常」をさがしては「温暖化」のレッテルを貼っていくようになる。
    寒波も「これは異常気象だから,地球温暖化が原因だ」となり,わけのわからぬことになる。
    生物の現象に対しても,このレッテル貼りをする。
    生物の出来事はだいたいがサイクルで生じるが,ひとはこれを知らないので,いつも「異常」ということになってしまうのである。

    ひとは,脳に「温暖化」のフィルターがべったり貼り付いてしまった。
    ひとは意識していないが,これは「狂気」である。
    「地球温暖化」と唱えられていることの中身は,0.1 度スケールの<平均気温の年変化>である。
    ひとはこんなスケールの気温変化を感じられるはずもないのに,自分は「温暖化」を目撃していると思っているのである。


    「地球温暖化」を唱える方も,これを誇張して伝えることになる。
    彼らは,「地球温暖化」をつぎの図式の中に措く者たちである:
      「CO2 排出 → 地球温暖化 → カタストロフ」
      「カタストロフ阻止 ← 地球温暖化阻止 ← CO2 排出阻止」
    彼らは,つぎのように考える:
      愚鈍な者たちにこれをわからせねばならない。
      彼らを覚醒させる方法は,恐怖である。

    しかし,0.1 度スケールの平均気温の年変化では,ひとは恐怖してくれない。
    こうして彼らは,「温暖化」の数値を盛る者になる。


    数値を盛るには,都合のよい測候所のデータを選べばよい。
    しかも測候所は,もともと人間の活動場所に偏在している。
    その場所は,開発・都市化にともなって気温が上昇するところである。
    というわけで,測候所のデータを根拠にする「地球温暖化」は,とても「地球」の語を冠せるものではない。

    しかし幸い今日は,技術の進歩によって「地球の気温」を計れるようになってきた。
    人工衛星を測候所にするというのが,それである。
    この測候所だと,対流圏下層全体を射程に収めることができる。