Up 天気図解析作業机 作成: 2022-11-27
更新: 2023-01-19


    気象予報士は,高層天気図の解析を,色鉛筆/色ペンを使った天気図の色塗りから始めるようである。
    その色塗りも,<日本列島を黒で縁取りして見やすくする>から始めるというレベル。
    実際,配信されている天気図は,その表現レベルが,言ってみれば百年も前のもの。
    いまのIT の時代からまったくズレている。
    いまは,天気図をその各要素をレイアーに分けたファイルとして提供するなぞ,造作のないことである。
    実際,天気図の出力は,この方が簡単になるだろう。
    気象予報士のほうも,天気図の色塗りを職人技と定め,これに充実感を覚えている?
    天気図を今日の表現技術レベルのものに改めるという概念が,そもそも無いのかも。
    高層天気図のこの状況は,どうしようもないもののようである。
    よって,せめてものということで,コンピュータ上で編集をやってみる。
    アプリケーションは,Illustrator とする。

高層 200 hPa AUPA20
250 hPa AUPA25
300 hPa AUPN30
AUPQ35 上図
500 hPa AUXN50
FEAS50 上図
AUPQ35 下図
AXFE578 上図
700 hPa AUPQ78 上図
AXFE578 下図
850 hPa FEAS 下図
AUPQ78 下図
AXFE578 下図
鉛直 E140° AXJP130/140 上図
地上 ASAS


    原始的色塗り作業が課される理由:
      つぎの Webサイトは,風や雲のリアルなイメージと重ねて,天気図の様々な要素について情報を提供している:
      ・earth.nullschool.net
      ・Windy.com
    それでも,原始的な色塗り作業が必要になるのは,<形を捉える>方法が現状ではこれだからである。
    上のサイトが表示する天気図は,色のグラデーションで描かれる。 そしてひとにとってグラデーション模様は,そこから<形を捉える>ことが難しいのである。


      天気図解析の練習