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| 風速のスケール： |  |
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| 正面が北極・縦に東経135度線 | 正面が赤道・縦に東経135度線 | 正面が南極・縦に東経135度線 |
70 hPa | ||
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250 hPa | ||
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500 hPa | ||
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700 hPa | ||
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850 hPa | ||
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地上 | ||
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図は，大気の流れが上層にいくほどシンプルに (下層にいくほど複雑に) なることを示している。 上層と下層の間のこの変化は，「上層の大気の流れが下層に向かって拡散」「下層の大気の流れが上層に向かって収束」のように読むものではない。 現前の大気の流れは，地球の歴史の中で進化してきたものと見ることになる。 現前は，系の現時点での平衡の実現，定常の実現を表している。 大気の流れは絶えず変わっているが，それは定常のうちである。 定常の中の＜揺らぎ＞といったものである。 さて，ここでは偏西風の上層を調べてみることにする。 ○ 70hPa |
北極を正面に見た図である (東経135度線が縦)。 特徴的なのは，赤色に表示された高速の流れの輪──偏西風の上層──である。 輪の中央はダンベルの形をしている， これは何なのか？ 200 hPa 面まで下ると，二つの低気圧が高気圧を挟む形が現れる。 これが「ダンベル」の正体 (構造) である。 |
| 緑線：80kt 等速線
紫，緑の領域は，それぞれ低気圧と高気圧 |
二つの低気圧のうち下の方の低気圧を，下層に追跡してみる。 AXFE 天気図の 500hPa と 700HPa を合わせると，上昇気流か下降気流か，左回りか右回りか，がわかる。， |
| 縦線：気流が左回り
紫の領域は，200hPa の紫領域に対応するものであり，そして縦線領域の中にある |
○ AXFE 700hPa |
| 縦線：上昇気流
紫の領域は，200hPa の紫領域に対応するものであり，そして縦線領域の中にある |
以上の３つの天気図から，つぎの図が導かれる： |
なぜなら： 但し上昇流の方は，２つの上昇流のうち図の下の１個を追跡する。 ○ 70hPa |
○ 250hPa 上昇流は，70hPa 面では偏西風と３方で接していたが，ここではそのうちの一辺が偏西風から離れる。 |
○ 500hPa 250hPa で上昇流渦の右隣にできた空隙が，左回りの渦形を現す。 これは，250hPa で「上昇流が偏西風から剥離」と見えたものが，実は「支流の合流」であったことを示す。 |
○ 700hPa これも，「支流の合流」と解釈するところである。 |
○ 850hPa これは上昇流が無くなったのではなく，小さいいくつもの上昇流が合わさった状態になっているということである。 それは無数の支流に分かれていく。 |
○ 地上 下降流の最後は地面との衝突であるから，この一帯は高気圧ということになる。 |
250 hPa 面 ○ AUPA 250 hPa |
| 緑線：80kt 等速線
紫，緑の領域が，それぞれ上昇流と下降流に対応 |
300 hPa 面 ○ AUPN 300hPa |
| 緑線：80kt 等速線
紫の領域が上昇流 (本流) に，その上の北緯80度線上に見える「H」が下降流に，それぞれ対応 |
500 hPa 面 ○ AUXN 500hPa |
| 紫，緑の領域が，それぞれ上昇流 (本流) と下降流に対応 |
700 hPa 面 ○ AUPQ 700hPa |
| 紫の領域が，上昇流 (本流) に対応 |
850 hPa 面 ○ AUPQ 850hPa |
| 紫の領域が，上昇流 (本流) に対応
──ただし「本流」といっても，多様な上昇流パターンの寄り合い状態 |
高度０ ○ ASAS |
