Up 気象学は「偏西風」を間違う 作成: 2023-09-11
更新: 2023-09-12


    気象学は,独自存在として「偏西風」を立てる。

    実際は,「偏西風」は北半球高緯度圏鉛直対流渦束の(へり)の風現象である。
    回転方向が互いに逆である上昇気流と下降気流の渦束が主で,「偏西風」は従である:

    しかし気象学は,主である渦流束を見ず,従の「偏西風」だけにする:
    気象学は,対流渦束の縁を, 「偏西風」の名で独自存在にするのである。,


    「偏西風」は,気象観測技術が今と比べて貧弱で,鉛直対流渦束を捉えられなかった時代の産物である。
    しかし気象学において,「偏西風」はずっと絶対である。