Up 数値予報システムの現状 作成: 2022-08-10
更新: 2022-08-10


    気象庁「数値予報60年誌」から引用:
      気象シミュレーションとして当面目指す解像度はどのくらいか?‥‥
    力学過程と物理過程のカップリング、あるいは計算時間がいくらかかっても許容される研究としては意味があっても、リアルタイムで速報的にプロダクト提供が求められる現業数値予報としてコストパフォーマンスが極大となる、実用上ふさわしい解像度の上限 [がある]

    ある物理過程を改良したからといってモデル全体が改良されるとは限らず、
      観測データを多く利用したことでかえって予測精度が悪化する
      予報モデルを改善してもガイダンスではむしろ悪化する
    という事態も見られるようになり、総合システムとしての数値予報の開発・評価は困難度を増しています。

    数値予報についても、‥‥高解像度化すれば結果は確実に改善されると考えていた時代もあった‥‥。
    しかしながら、データ同化の品質管理やモデルの物理過程の精緻化などの重要性が高まり、数値予報システムが高度化・複雑化しており、モデルを高解像度化すれば確実に改善されるとは言えなくなった‥‥。

気象庁「数値予報60年誌」から引用: