Up 距離座標 作成: 2022-11-22
更新: 2022-11-22


    RP-VC1 の半天球撮影画像は,半天球の点の<高度 \( h \)>と<カメラからの水平距離 \( d \)>が,つぎの関係にある:

    半球面の半径を \( r \) とする。
    そして,角度 \( \alpha_d \) と長さ \( r_d \) を,つぎのように措く:

    このとき,
      \[ \alpha_d = tan^{-1}\bigl( \frac{ d }{ h } \bigr) \ \ [radian] \]

    RP-VC1 は等距離射影なので,
      \[ \alpha_d = k\ \frac{ \pi }{ 2 } \]
    とするとき,
      \[ r_d = k\ r \]

    よって,
      \[ \begin{align} r_d &= k\ r = \frac{ 2 }{ \pi }\ \alpha_d\ r \\ &= \frac{ 2\ r }{ \pi }\ tan^{-1}\bigl( \frac{ d }{ h } \bigr) \end{align} \]

    この関係により,高度\( h \) を固定したときの距離座標を作成することができる。


    ここでは,高度1〜15 km まで1km おきに,距離座標を作成しておく。
    これを適当に縮小/拡大し,レイアーとして撮影画像に重ねて使用する,というわけである。
(画像クリックで,拡大表示)
高度1km
高度2km
高度3km
高度4km
高度5km
高度6km
高度7km
高度8km
高度9km
高度10km
高度11km
高度12km
高度13km
高度14km
高度15km