シオン(アスター)属は500種の仲間を有する、キク科の中でも大きな属の一つです。はっきりした定義はありませんが、その中でも、鉢植えや花壇、切り花など、園芸的に栽培されているものを総称してシュッコンアスターと呼ぶことが多いです。
野生種の他、代表的なものにミケマルス・デージー類、クジャクアスター類などがあります。野菊のような雰囲気の可愛らしい花をまとめて咲かせるものが多いです。草丈は種によって異なり小型種で30cm、大型種では2mを越します。
属名のアスターはギリシア語で「星」を意味し、花姿に由来します。属名から言うと、本種をアスターと呼ぶのが正しいのかもしれませんが、園芸でアスターというとキク科カリステフ属の別種を指すことが多く、一般にはその方が広く通っています。
シュッコンは漢字で「宿根」と書き、冬は茎葉が枯れて根の状態で越す、毎年生長する草花のことを指します。園芸でアスターと呼ばれている草花は花後に枯れる一年草として扱うので、それと区別するためにもシュッコンアスターと呼ばれます。
種類
- 野生種
ユウゼンギク
ネバリノギク
シオン
ノコンギク
アスター・アメルス
- ミケマルス・デージー類
- クジャク(孔雀)アスター類
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