Up 分類は,自家撞着する 作成: 2015-07-13
更新: 2015-07-13


    一つの類の中に,下位区分を設ける。
    区分を設けるのは,同じにはしたくない個体Aと個体Bが存在するからである。

    下位区分を立てることは,類の中の個体を種Aか種Bのどちらかにすることである。
    これが,無理なことになる。
    AとBは,グラデーションでつながっている。
    AとBの中間のような個体が存在する。

    分類癖は,このとき,中間を種Cとして独立させる。
    こうして,類は,A,B,Cに分割されることになる。
    さて,これは事態の改善になったか?
    なっていない。
    同定の候補の数が増えることになっただけである。
    面倒が増えただけである。