Up 高コスト (資源の大量消費) 作成: 2026-03-02
更新: 2026-03-02


    NAS は,リソースの大食いである。

    初期のNAS(たとえば 2017年の Neural Architecture Search by Reinforcement Learning)は,1つのモデルを見つけるのに数百GPU日かかっていた。

      「GPU日」は,「GPU1機で1日かかる」。
      「数百GPU日」 は,
        「GPU1機だと数百日かかる」
        「1日で終わらせるには,数百機の GPU か要る」


    ○ NASの軽量化・効率化の工夫
    ① Weight Sharing(重み共有)
      すべてのアーキテクチャを個別に訓練するのではなく,1つの巨大な「スーパーグラフ(Supernet)」を訓練して,その中から部分的に切り出して評価。
      代表例:ENAS(Efficient NAS)

    ② サロゲートモデル
      実際に訓練せず,過去のデータから性能を予測するモデル(回帰モデルなど)を使って評価を高速化。
      これにより,訓練コストを大幅に削減できる。

    ③ 低リソースNAS(Low-Cost NAS)
      モバイル向けやエッジデバイス向けに,小規模な探索空間でNASを行う。
      例:ProxylessNAS,Once-for-All(OFA)

    ④ マルチフィデリティ最適化
      最初は粗い評価(少ないエポック,小さいデータ)でざっくり選別し,有望なものだけを本格的に評価する。