Up 歩容特徴量の設定 作成: 2026-10-26
更新: 2026-10-29

4足歩行ロボット > 進化型> コンセプト > 歩容特徴量

    歩行脳NN は歩容特徴量を出力し,歩容NN がこれをモータの目標電流値に変換する。
    「歩容特徴量」 は,歩行のイメージにあたるものである。
    ロボットは,「つぎの歩行」 のイメージをもって歩行する:
       「右方向にズバッと切り込む」
       「このまま流して行く」

    歩行脳NN,歩容NN の構築は,この 「歩容特徴量」 をつくってからのことになる。


    歩容特徴量は,歩容表現そのものとして,時間t の関数グラフ G(t) の形につくることにする。

    その中身は,単純に
       位置 x(t),速度 v(t),重心移動 w(t) の組
        G(t) = ( x(t), v(t), w(t) )
    くらいで考えるとしよう。

    ただし,時間tの区間を決めねばならない。
    脳の歩容のイメージは,その時の 「この先の予見」 であるから,時間の長短がある。
    しかしここでは,1秒にしておこう。

    また,時間 t は離散にする必要があるので,0.1秒間隔とする。

    x, v, w の次元をそれぞれ3次元とすると,
       G(t) :9次元ベクトル
    0.1秒間隔の1秒では,これが 10個連なる。
    よって,歩容特徴量は 90次元ベクトル。


    ところで歩行脳は,覚醒から睡眠への移行プロセスで,「停止」 「睡眠」 を出力する。
    この2つも,歩容特徴量に含めることにする:
      「停止」 は,ベクトルの項の値がすべて0
      「睡眠」 は,項の値がすべて -1


    歩容NN は,歩容特徴量の入力に対し,0.1 秒後の目標電流値を出力するように訓練する。
    「0.1 秒」 は,モータストアの PI 制御とつながるためである。

    ロボットに訓練することは,
     ・「停止」「睡眠」 を除いては,
       入力の歩容特徴量の内容を,実際に動作する
     ・「停止」「睡眠」 は,
       これを適切に出力する


    要点 :
    歩容特徴量は,これを訓練する人間にとっては,<歩容=量>の数値,ないし 「停止」「睡眠」 の記号。
    一方,訓練される NN にとっては,行動のイメージ。