Up 歩行脳 作成: 2026-06-26
更新: 2026-06-26

4足歩行ロボット4足歩行ロボットとは歩行脳

    歩行は,状態に応える行動が 「歩行」 の場合。
    歩行が起こるのは,状態に対し歩行で応えることを学習してきたから。

    状態は,与えられるものではなく,「状態」 としてつくるものである。も
    学習は,「状態→行動」 の形で,状態と行動をつくる学習である。

    この<無から有をつくる>は,教えられない。
    即ち,学習のプログラムをつくれない。
    <無から有をつくる>は,論理に乗らないのである。

    この<無から有をつくる>を,脳がする。
    論理に乗らないのは,脳である。


    脳は,つぎをしようとする:
     ・外界が発するものを受け,
       これをもとに外界の像をつくる
     ・身体が発するものを受け,
       これをもとに身体の像をつくる
    併せて,外界像+身体像 (=「状態」) に応える身体動作 (=「行動」) をつくろうとする。

    翻って,この傾向性 disposition が,「脳」 である。


    この傾向性は,ゴール到達までの試行錯誤を現す。

    試行錯誤は,<状態→行動>連関を向上させる。
    向上を導くものは,「快不快」 である。
    脳は,快を増し不快を減じようとする。
    これが,<状態→行動>の向上になる。
    翻って,「脳」 は,「快不快がある」 を含意する。


    外界が発するもの・身体が発するものに,意味は無い。
    脳が,意味をつくることになる。
    脳は,外界が発するもの・身体が発するものを,それぞれ外界・身体の情報にする。

    例えば,外界の遠隔から届いてくるものは,電磁波・物質波。
    前者は,電場・磁場の振動波。
    後者は,「音波」 と呼んでいるもので,空気・水・土といったもの振動波。
    それ以上でも以下でもない。
    脳は,これを意味に変える。
    外界の情報にし,外界の像にする。


    歩行ロボットの脳は,NN を訓練してつくる。
    訓練は,つぎのことをする:

     ・NN を歩行環境・身体のデータに晒し,
       データに行動で応えさせる
     ・NN に 「快不快」 を与える方法として,
        「報酬」 を用いる。
     ・試行を評価して,NN のパラメータ値を更新する

    すると,試行の繰り返しが,つぎの向上になる:
      データを意味に変え,これに応える歩行を生成

    データは,NN に何も説明しない。
    しかし NN は,これを意味に変え,歩行で応えるようになる。
    例えば,NN は視覚データに段差を認め,相応の高さに足を上げる。
    そのデータは,CNN が生成する画像特徴量ベクトル。
    それは,段差の存在やその高さの説明ではない。


    さて,ここで見てきたものは,学習における脳と NN の同型である。
    この同型は,脳の本質が NN であることを示しているのか?
    おそらくそうである。