Up ライフラインの浸水停止 作成: 2023-11-13
更新: 2023-11-14


都心の地下インフラ

      内閣府 (2017) から引用
    電力について
     浸水による影響
    配電用変電所の設備対策以上の水害が発生し、変電所内の露出充電部や制御装置まで水位があがった場合、その供給エリア内は停電する。
    地中配電線の場合は、浸水深が1m程度になると路上機器の浸水により電力の供給が停止する可能性がある。
    一般家庭等(低圧)におけるコンセント(一般的に、床高50cm+コンセント設置高20cm)から漏電した場合については、漏電遮断器が動作し、家庭内の電気は停電する。(ただし、一般家庭等における漏電遮断器の普及率は100%ではない)
    高圧受電の利用者において、浸水による漏電の可能性がある場合、これにより街区単位で電力の供給が停止する。

       同上から引用
    浸水によるライフラインへの影響
      ガス: 浸水深2m程度で地区ガバナが浸水し、ガスの供給が停止
      電力: 電力設備損壊・流出・漏電・感電等による人身・公衆災害への影響が想定される場合、電力の供給を停止
       → 水道: 停電もしくは浸水により増圧ポンプが停止し、集合住宅の上層階(4階以上)への給水が不可
       → 通信: 長時間の停電もしくは通信ケーブルの破損により、通信は途絶
    (基地局の非常用電源やバッテリーの稼働時間は1日以下が多数)

      同上から引用・加工


    厳重に扉を閉め切って浸水が無いようにしているつもりでも,津波浸水はある。
    地下空間建造物には,雨水等浸水に対応する貯留槽や,ビルであれば汚水排水槽 (ビルビット) が設置される。
    この槽の内容物は排水ポンプで下水道管に流される。
    この設備が,津波浸水の経路になる。
    即ち,津波の水が下水道管から地下空間へ逆流してくるのである。

    その水量は,下水道管を逆流する津波の圧力で決まる。
    下水道管と通じている排水管が細くても,水流がその分強くなるということであって,浸水量が少ないとはならない。

東京都 (2019), p.1 から引用
ビルピット模式図