Up | 「コロナ」騒ぎのサイクル──「オミクロン株」から | 作成: 2021-11-30 更新: 2022-03-17 |
それは「オミクロン株」と命名された。 変異株が現れると,各国政府は「水際対策」を発動する。 しかしこのときには,変異株に感染している者が既に多数入国している。 そしてこの時代,鎖国みたいのが成るはずもない。 「水際対策」は,穴だらけになる。 かくして,変異株はまたたくまに拡散する。 ウイルスの増殖はすさまじいこと,そして新型コロナウイルスの感染は空気感染であることを,想起せよ。 実際,政府も「水際対策」でどうにかなると思っているわけではない。 政府の肝心は,一生懸命対策した形をつくること (アリバイづくり) である。 そうすれば,失敗をひとは「しょうがない」と受け取る。 そうしなければ,失敗をひとは「対策が甘い」「不作為」と非難する。 「水際対策」は,ナンセンスである。 しかしどんなふうにナンセンスであるかの記録は,しっかり残しておきたいところである。 というわけで,変異株拡散の観察をいまから開始するとしよう。 2022-03-17 「コロナ」騒ぎのうちの「オミクロン」場所は,これで一応幕ということになる。 「オミクロン」場所は,「1日の新規感染者数5万8千人」「病床使用5割超」を踏まえた「まん延防止全面解除」となったところが,せめてもの収獲である。 この解除は実質「ただの風邪」宣言ということになるからである。 しかしひとは,つぎの変異株で「ただの風邪」を振る舞えるものやら。 大いに見ものである。 |