Up 少子化は,天の配剤 作成: 2023-09-04
更新: 2023-09-04


    地球は,人間の森林伐採と農牧で,サバク化する。
    一般に,人間は地球の生物生態系をひどく破壊する生活の仕方をする。

    地球の生物生態系にとって,人間は癌である。
    生態系にとって,人間の繁栄は抑えられることがよいことである。

    生態系は,生態系にとってよいことを実現するように進化する。
    人間の繁栄は,このダイナミクスにより,抑えられることになる。

    このダイナミクスは,人知を超える。
    ひとはこれを「天網恢恢,疎にして漏らさず」と謂うのみである。


    人間の繁栄が抑えられる明確な形は,少子化である。
    現前の少子化は,「天の配剤」である。

    ひとは,少子化が天の配剤であることを見ようとしない。
    ひとは「繁栄」の考え方しかできない。
    少子化に対しては,これを憂えるという考え方しかできない。
    こうして「少子化対策」が叫ばれる。

    しかし,いざ「少子化対策」を出すとなると,それは滑稽なものにしかならない。
    天に抗うとは,滑稽をするということだからである。