原因の見えないトラブルの解決にかかり切りになるとか，システムの構築にまとまった期間をあてねばならない，ということがある一方で，比較的長い安定期もある。 初期のシステムは，発展途上ということで，頻繁にトラブルを起こしたが，現在のシステムはずいぶんと安定してきた。 ──「新しいことをしないのが，いちばんのトラブル回避」の域にまで来た感がある。 仕事のたいへん度は，管理者の能力に依存する。 経験を積むと，勘がうまく働くようになる。 そうでないうちは，余計なことをやって，混迷を深くし，システムを壊したりもする。 仕事のたいへん度は，能力依存なのでいちがいには言えないが，「経験の浅いうちは，すごくたいへん」は確かである。 ただし，情報システムのトラブルの解決は，最短の道であっても，分単位というわけにはいかない。 これは論理計算であるから，解の見直し，計算過程の記録を，きちんと行う。 そしてこれをするときは，半日単位の仕事になる。 ユーザとのコミュニケーションの確立も，時間をひどくとられる仕事になる。(  対ユーザ)
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