Up ニーチェ 作成: 2021-06-18
更新: 2021-06-18


    実際のところ,「一匹狼の自由」── reference からの自由 ── は,理念にとどまる。
    実現不可能である。
    そこで自由とは,理念的自由へのベクトルのことである。

    本テクストの自由論は,サイエンスがベースの自由論を目指す。
    これは,ニーチェの「超人 Übermensch」みたいな話にはならない。


    ニーチェの哲学は,自由論である。
    その自由論は,強さを特徴にしている。
    そしてその強さは,論を是非論でつくっていることによる

    これに対し本テクストは,「是非も無し」論になる。
    実際,サイエンス指向で「自由」のダイナミクスを論じようとすると,「是非も無し」論になるのである。

    例えば,ニーチェが「畜群 Herde」と言うところは,本テクストは「サンマの群れのサンマ」と言う。
    「畜群 Herde」は悪態だが,「サンマの群れのサンマ」はサイエンスである^^