Up 戦争異常心理──「ワクチン」神格化 作成: 2021-08-24
更新: 2021-08-24


    戦争は,ひとが異常心理に陥る状況である。
    その異常心理を誘導し煽るのは,マスコミである。
    政府は,マスコミを世論に見立てるポピュリズムに堕す。
    政治は大本営スタイルに陥り,軍部の言いなりになる。

    平時には自ずと出てくる批判が,戦時には圧殺される。
    学術界は,学会執行部が戦争に迎合する──戦争異常心理に加担する。

    「新型コロナ」では「ワクチン」の神格化が,これのいまの局面である。

      読売新聞, 2021-08-17
    日産婦「妊婦のワクチン接種を勧める」
    …夫やパートナーにも接種呼びかけ
     日本産科婦人科学会(日産婦)などは、新型コロナウイルスワクチンについて、「妊婦の接種を勧める」とする新たな文書を発表した。全国で感染拡大が急速に進んでいることに加え、米疾病対策センター(CDC)が11日に、妊婦への接種を推奨したことなどを考慮した。
     日産婦などが5月に発表した文書では、妊娠12週までの間は、胎児の器官を形成する時期で、偶然起きる胎児の異常と区別が難しいため、接種を避けるように求めていた。しかし、CDCが、流産のリスクは高くならず、安全性を示すデータが確認できたとして、接種を推奨したことを受け、「(妊娠)時期を問わず接種を勧める」と明記した。
     また、妊婦は家庭内からの感染が多いとして、夫やパートナーにも接種を呼びかけた。
     日産婦の理事で、日本医科大多摩永山病院の中井章人院長は「妊婦の感染は、頻度が低いものの、感染拡大に伴って増えている。妊娠後期に感染すると重症化しやすいとされ、産科の病床も 逼迫 してきているため、妊婦はワクチンを接種してほしい」と話している。
      日本産科婦人学会木村正等「妊産婦のみなさまへ」(2021-08-14)  


    平時であれば,妊婦へのワクチン接種には慎重論が先ず立つ。
    実際,ワクチン接種には危険が伴うからである。


    厚労省は,ワクチン接種の副反応を「アナフィラキシー」と「副反応疑い」に分け,それぞれの件数を公表している。
    直近は「7月25日報告分まで」であり,つぎの件数となっている (厚労省「予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告状況について」(2021-08-04)):
「アナフィラキシー」


「副反応疑い」

    表中の死亡者は,「わざわざワクチンを打たれに行って死んだ者」ということになる。

    ワクチン接種には,おもてに現れている分だけでも,これだけのリスクが伴うわけである。
    しかし学者は,もうかなり前からワクチン有効論・安全論に対する異論を口にしなくなっている。
    実際,組織に属するとは,長いものには巻かれるということなのである。