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2つの(合同な)図形の対称な位置関係

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• 「2点の対称な位置関係」と「自己対称形」の概念の間には，かなりギャップがあります。
  そこで，この間に「2つの(合同な)図形の対称な位置関係」の概念を挿むことにします。
  
  
  1. ２つの図形は，点を鏡として互いに他の像になっているとき,「点対称」であるという。
     
     
     ここで,「２つの図形Ｆ, Ｆ' は点Ｃを鏡として互いに他の像になっている」とは，
     一方の図形の各点Ｐに対し，Ｃに関してＰと対称な点が，他方の図形の点になっている
     ということ。
     
     
  2. ２つの図形は，直線を鏡として互いに他の像になっているとき,「線対称」であるという。
     
     
     ここで,「２つの図形Ｆ, Ｆ' は直線Ｌを鏡として互いに他の像になっている」とは，
     一方の図形の各点Ｐに対し，Ｌに関してＰと対称な点が，他方の図形の点になっている
     ということ。
     
     
  3. ２つの図形は，面を鏡として互いに他の像になっているとき,「面対称」であるという。
     
     
     ここで,「２つの図形Ｆ, Ｆ' は面Ｓを鏡として互いに他の像になっている」とは，
     一方の図形の各点Ｐに対し，Ｓに関してＰと対称な点が，他方の図形の点になっている
     ということ。
  
  
• 対称な位置関係にある２つの図形は，合同です。