Up 学校現場の授業 作成: 2014-04-05
更新: 2014-04-08


『算数の授業は,なんでああなのか』

    学校現場の授業は,授業の「かくあるべし」とは異なる。
    学校現場の授業は,授業の現実的解 (solution) である。
    学校現場は,授業の「かくあるべし」が実現されない場である。
授業の形(かた) ──(現実的制約)─→ 学校現場の授業




  学校現場の授業の例
(『初等教育研究会札幌市<算数>支部第14回研究大会
記録集』「第5学年 百分率とグラフ」より)
(授業開始)


ケーキ屋「Best Rainbow !」で
誕生日ケーキを1つ買います。



(ケーキ登場)


(「クーポン配布中」)
500円引き
クーポン
20%引き
クーポン


どちらのクーポンを使いますか?
定価がないとわからない。
定価がわかれば,得な方がわかる。
定価によってちがうんじゃないかな。
定価が安ければ,500円引きクーポンが得。
定価が高ければ,20%引きクーポンが得。

定価によって,得なクーポンは変わるのかな?




(問題解決の活動)




定価によって,得なクーポンが変わるんだね。
同じ値段になる定価を探せば,
どちらのクーポンが得かわかるね。
(授業終了)